一面の花畑
くじゅう花公園
〒878-0201 大分県竹田市久住町大字久住4050
通常時営業時間:8:30~17:30(気象状況等により変更有)
休園日:冬季以外基本無休
2003年8月にオープンした敷地面積20万㎡(20㌶)の標高800mに突如として現れるここ「くじゅう花公園」は、季節に応じて色とりどりの花が一面に広がり、辺りを柔らかな花の香りでいっぱいにしてくれます。
その数なんと約500種の約500万株!
敷地が広いので、駐車場も大きくとってあります。
一見、駅にも見えるエントランスには、お土産売り場はもとより、ガーデンショップや写真ギャラリー、ドライフラワーショップやラベンダーのジェラート等がいただけるお店が軒先に連なっています。
咲き誇るとはこのような光景を指すのでしょう。しかもこの日は天候に恵まれて、日本百名山にも数えられる久住山を背景に、また反対側にも阿蘇五岳を望む事ができました。
空気も澄み切ってとっても心地よい場所です。行った事はありませんが、アルプスのハイジになったような気分でした。
地面がこんなに彩られている事が嬉しくなってきます。自然の光で自然に見る事が出来る花々はどうしてこんなに鮮やかで、艶やかで、煌びやかで、輝くのでしょうか。
小さな虫や蝶や蜂が所々を渡り飛んで行く景色も、都会ではあまり見る機会もないですね。
本当に色とりどり。一つとして同じものはありませんが、みんな精一杯太陽の光を取り込もうと上へ上へと延びてゆく様子がうかがえます。
変な話、美味しそうにも見えちゃいます。甘いフルーツのような。
チューリップだけでも何種類あるのでしょうか。立ち止まって一つずつ見ていると時間の経過をすっかり忘れてしまいます。
これだけの数の花々を育てて管理している方々の苦労も同時に感じます。
本当にご苦労様です。しゃがんでは立ち、しゃがんでは立ち、一つずつの苗を見ていくのは、想像できない辛さもあるでしょう。
リナリアは別名:姫金魚草といって、金魚のような花を咲かせることから名づけられたそうです。
花言葉は、「この恋に気づいて」 3月5日と4月10日の誕生花でもあるようです。
チューリップの花言葉というと、色によって違うんです。
赤色は「愛の告白」 ピンクは「愛の芽生え」 黄色は「望みのない恋」 白色は「失われた愛」 紫色は「不滅の愛」らしく、1月31日の誕生花でもあるそうです。富山県の県花でもあります。
こちらはパンジー。こちらも色によって花言葉が違います。
紫色「思慮深い」 黄色「つつましい幸せ」 白色「温順」。
誰かに送ると言った習慣を持ち合わせていませんが、送るときには考えた方が良いかもです。2月2日の誕生花です。しかもこのパンジー、食べられるらしい。
しかも栄養は野菜と同じくらいあって、繊維質が豊富。いやいや、そっと見ておくことにします。
「つつましい幸せ」というより「にぎやかな甘さ」の方がよろしくないでしょうか?(笑)
こんな景色は他にどこに行けば見る事が出来るのでしょうか。やはりアルプスですよね。
雲が低く、ゆっくりと流れてゆく様は、ここ「くじゅう花公園」ならではです。
見ごたえのある「柴さくら」が、一面を覆って辺りとのコントラストも最高です。
映えるというのはこうゆうことなんでしょう。まさにお花の絨毯。
この柴さくらにも花言葉があるようです。調べてみてくださいませ。
もともとは、人が訪れるような場所ではなかった荒れ地に「安らぎと感動」を届けたいと言う思いから、誕生したここ「くじゅう花公園」も、当時は「花を植えてお客がくるもんか」と冷ややかな目で見られていたそうです。
当時の開拓者方は、それは心配であったことと思います。その後も気丈な信念に基づき、平成13年には読売新聞の「読売観光100選」の第8位にまでに至ります。
平成17年には日本観光協会主催の「花の観光地づくり大賞」に選ばれ名実ともに不動の地位を勝ち取ることになります。
日本には憩いの場所と言える場所は数多くあるでしょう。
その中の一つであるこの地には、何度も足を運びたくなる風景が沢山あります。時間を見つけて改めてお伺いしたいと思いました。
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